2026年 台風11号(ハイシェン)の経路図と記録

2026年 台風11号(ハイシェン)の記録

7月13日にフィリピンの東で発生したものの、ほとんど発達しないまま約1日で熱帯低気圧に変わった短命な台風です。日本には接近せず、影響はありませんでした。

台風の期間7月13日9時 〜 7月14日6時(約1日間・気象庁の解析期間)
発生海域ヤップ島の北西(フィリピンの東の海上)(北緯10.7度・東経136.7度)
最盛期中心気圧1002hPa・最大風速18m/s。7月13日15時〜7月14日6時
移動距離約500km(気象庁解析位置の合計)
日本への最接近日本から離れた海上を進み、最も近づいた硫黄島でも約1440km(7月14日6時)
上陸日本への上陸なし。上陸なし(海上で熱帯低気圧に変化)

経過

  1. 7月7日マーシャル諸島付近で低気圧を確認
  2. 7月13日3時ヤップ島の北西で熱帯低気圧に変化(1006hPa)
  3. 7月13日9時北緯10.7度・東経136.7度で台風11号に(1004hPa)
  4. 7月13日15時最盛期に入る。中心気圧1002hPa・最大風速18m/s
  5. 7月13日21時北緯12.2度・東経135.8度をゆっくり北上
  6. 7月14日6時北緯13.3度・東経135.0度。日本の各地点への最接近
  7. 7月14日9時フィリピン中央の付近で熱帯低気圧に降格(1006hPa)
  8. 7月14日21時通常の低気圧に変わり消滅

この台風の特徴

発生から消滅までがとても短い台風でした。7月7日にマーシャル諸島付近で確認された低気圧が西へ進み、7月13日3時にヤップ島の北西で熱帯低気圧となり、同じ日の9時に台風11号となりました。しかし発達しないまま翌14日9時には再び熱帯低気圧に戻り、台風だった時間はおよそ24時間にとどまりました。

勢力の面でも最後まで発達しませんでした。中心気圧は最も低い時で1002hPa、最大風速は18m/sで、強さの階級が付くほどには至りませんでした。7月13日15時から14日6時までが最盛期で、その位置は北緯10.8度・東経135.9度付近。解析期間中の移動距離はおよそ500kmで、フィリピンの東の海上をゆっくりと北寄りに進みました。

日本への影響はありませんでした。最も近づいた地点でも硫黄島まで約1440km、南大東島まで約1450km、那覇まで約1630kmと、いずれも遠く離れた海上での出来事です。日本のどこにも上陸せず、接近もしていないため、この台風による警報の発表もありませんでした。海のコンディションへの影響も確認されていません。

特記事項として、米軍の合同台風警報センターはこの渦を熱帯低気圧の勢力に達したとは判断せず、番号を付けませんでした。気象庁だけが台風として扱った形で、こうしたケースは2022年のムーラン以来のことです。同じ海域の擾乱でも、機関によって評価が分かれることがあるという一例といえます。

出典: 気象庁 台風情報Wikipedia 2026 Pacific typhoon season(英語版)Wikipedia 2026年の台風(日本語版)

台風情報

観測日気圧最大風速規模
7月13日 9時1004 hPa18 m 台風
7月13日 12時1004 hPa18 m 台風
7月13日 15時1002 hPa18 m 台風
7月13日 18時1002 hPa18 m 台風
7月13日 21時1002 hPa18 m 台風
7月14日 0時1002 hPa18 m 台風
7月14日 3時1002 hPa18 m 台風
7月14日 6時1002 hPa18 m 台風
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