2024年 台風14号(プラサン)の経路図と記録

2024年 台風14号(プラサン)の記録

9月15日にマリアナ諸島で発生し、暴風域を伴わないまま速い速度で北西進。沖縄本島付近を通過して中国へ上陸し、温帯低気圧に変わった後、秋雨前線と一体化して能登半島に大雨をもたらしました。

台風の期間9月15日21時 〜 9月21日15時(約6日間・気象庁の解析期間)
発生海域マリアナ諸島(北緯12.8度・東経144.3度)
最盛期中心気圧992hPa・最大風速23m/s。9月17日9時〜9月18日15時
移動距離約4,000km(気象庁解析位置の合計)
日本への最接近9月18日21時 名護から約100km(996hPa)、9月18日21時 那覇から約110km(996hPa)、9月19日3時 久米島から約110km(998hPa)
上陸日本への上陸なし。9月19日に中国・浙江省舟山市および上海市に上陸

経過

  1. 9月15日マリアナ諸島で台風発生、アジア名「プラサン」と命名
  2. 9月17日中心気圧992hPa・最大風速23m/sで最盛期へ
  3. 9月18日南大東島に約160km、沖縄本島(名護・那覇)に約100〜110kmまで接近し通過
  4. 9月19日久米島の南西約110kmを通過後、中国・浙江省舟山と上海に上陸
  5. 9月20日東シナ海へ再び進出
  6. 9月21日黄海で温帯低気圧に変化、秋雨前線と融合

この台風の特徴

9月15日21時にマリアナ諸島で発生した台風14号は、そのまま北西へ進み、南大東島から沖縄本島付近を通過して東シナ海へ抜けました。9月15日から21日までの約6日間で移動距離は約4,000kmに達し、進路をほとんど変えずに西寄りに突き進んだのが特徴です。

勢力は最盛期の9月17日9時から18日15時にかけても中心気圧992hPa、最大風速23m/sどまりで、強い台風には達しませんでした。暴風域を伴わない一方で移動速度が速く、接近すると急に雨や風が強まる傾向がありました。沖縄本島には9月18日21時に名護の約100km、那覇の約110kmまで近づいています。

その後は中国大陸へ進み、9月19日に浙江省舟山と上海に上陸。9月21日15時に黄海で温帯低気圧に変わりましたが、日本列島に停滞していた秋雨前線と一体化し、令和6年9月能登半島豪雨の一因となりました。台風本体よりも、変化した後の大雨のほうが日本への影響が大きかった事例です。

影響・被害

  • 能登半島で大規模な浸水と土砂災害が発生し、行方不明1名、多数の建物が被害、60,700人が避難。特に輪島の被害が大きくなった
  • 能登半島豪雨に関連して、石川県で16名、熊本県で1名の死者が確認された
  • 住家被害は全壊82棟、半壊・一部破損724棟、床上・床下浸水1,043棟にのぼった
  • 北陸電力送配電管内で最大約6,910戸が停電した
  • 中国では上海市や浙江省などで道路冠水や浸水が発生し、約11万人以上が避難。韓国南部でも大雨により約500人以上が避難した

出典: 気象庁 台風情報Wikipedia 2024 Pacific typhoon season(英語版)Wikipedia 2024年の台風(日本語版)

台風情報

観測日気圧最大風速規模
9月15日 21時1000 hPa18 m 台風
9月16日 3時998 hPa18 m 台風
9月16日 9時998 hPa18 m 台風
9月16日 15時998 hPa18 m 台風
9月16日 21時996 hPa20 m 台風
9月17日 3時996 hPa20 m 台風
9月17日 9時992 hPa23 m 台風
9月17日 15時992 hPa23 m 台風
9月17日 21時992 hPa23 m 台風
9月18日 3時992 hPa23 m 台風
9月18日 9時992 hPa23 m 台風
9月18日 15時992 hPa23 m 台風
9月18日 21時996 hPa20 m 台風
9月19日 3時998 hPa20 m 台風
9月19日 9時998 hPa20 m 台風
9月19日 15時998 hPa20 m 台風
9月19日 21時1000 hPa18 m 台風
9月20日 3時1000 hPa18 m 台風
9月20日 9時1000 hPa18 m 台風
9月20日 15時1000 hPa18 m 台風
9月20日 21時1000 hPa18 m 台風
9月21日 3時998 hPa20 m 台風
9月21日 9時998 hPa20 m 台風
9月21日 15時1000 hPa 温帯低気圧
≪ 台風13号台風15号 ≫