若潮とは?
若潮とは、一般に長潮の後、次の大潮へ向かう時期に置かれる潮名です。満潮と干潮の潮位差が再び大きくなる頃を「潮が若返る」と表したことが名前の由来とされます。必ず1日だけになるとは限らず、前後の潮名は実際のカレンダーで確認してください。
若潮は、当日の潮流が直ちに強くなる、または波を予測しやすくなるという意味ではありません。前日・当日・翌日の地点別潮位を比べると、潮位差の変化を具体的に確認できます。
いつ頃?
一般的には長潮の後、中潮の前。潮位差が大きくなる方向へ移る頃ですが、当日の流れが直ちに強くなるという意味ではありません。
何を見る?
前日・当日・翌日の満潮位と干潮位を比べると、変化の方向を確認できます。波や安全性は、潮回りとは別の情報で判断します。
何が分からない?
波の高さ、うねり、潮流の速さ、離岸流は潮回り名からは分かりません。波情報・気象情報・現地の情報で別に確認します。
若潮を2つの図解で理解する
イラストで、潮のしくみと気をつけたいことを見てみましょう。実際の海の高さ・時刻・波・流れは、行く場所と日付の情報で確認してください。
図解1:若潮は次の大潮へ向かう途中
図解2:同じ地点の前後3日を比較する
若潮で深掘りしたい3つの点
「若返る」は潮位差の移行を表す言葉
長潮を境に、次の大潮へ向かって満干潮の差が再び大きくなる頃を表します。流れや波がその日から一律に活発になるという予報ではありません。
前後の日を数値で比べる
潮名だけでなく、同じ地点の前日・当日・翌日の予測潮位を比べると、潮位差がどのように変わるかを具体的に確認できます。
風だけを見ればよい日ではない
若潮でも、潮位、潮流、波、うねり、風、警報・注意報、地形を総合して判断します。安全確認項目を減らせる潮回りはありません。
潮位・潮流・波を分けて考える
- 潮位
- 基準面から測った海面の高さです。潮位は、その場所の水深ではありません。水深は海底や足元の地形によって変わります。潮位表は天体の動きなどから求める予測値で、気圧・風などの影響を受けた実測潮位とは異なる場合があります。
- 潮流
- 潮汐に伴う周期的な海水の流れです。湾口や海峡などで強くなることがあり、向きと速さは地点・時刻・地形で異なります。
- 波
- 気象庁が扱う波浪は風浪とうねりから成ります。潮汐(潮位・潮流)とは別の現象で、波の高さは波浪予報で確認します。
サーフィンでのタイドグラフの使い方
- ポイントに近い地点のタイドグラフを開く当日の満潮・干潮の時刻と、潮位がどう推移するかを確認します。
- 波情報・風と重ねて見る波の高さ・うねりの向き・風向風速は潮回りとは別の情報です。波情報と天気予報を合わせて確認します。
- 「合う潮位」はポイントごとに確かめる同じ潮位でも地形によって波の割れ方は変わります。どの潮位で良くなるかはポイント固有の傾向のため、現地の情報や自分の記録で確かめていきます。
リーフや河口など地形リスクのあるポイントでは、潮位による水深の変化と現地のルールを必ず確認してください。
若潮カレンダーの安全な見方
- 日付と前後の潮回りを見る潮名だけでなく、前日・翌日との移り変わりを確認します。
- 「詳細」から目的地の潮見表へ進む地点ごとの満潮・干潮時刻と予測潮位を確認します。
- 最新の気象・海象を重ねる警報・注意報、風、波、うねり、現地の潮流・規制を別に確認します。
若潮のよくある質問
若潮は必ず潮が強くなり始める日ですか?
「次の大潮へ向かう頃」という潮名ですが、現地の潮流が一律に強くなる日ではありません。地点別の潮位・潮流情報を確認してください。
若潮なら波を予測しやすいですか?
潮回りだけで波は予測できません。風浪、うねり、海底地形などを含む波浪情報を別に確認します。
若潮と中潮はどう違いますか?
若潮は一般に長潮の後、次の大潮へ向かう頃の潮名です。中潮には、大潮の後に小潮へ向かう時期と、若潮の後に大潮へ向かう時期があります。本カレンダーでは若潮が必ず1日だけになるとは限らず、前日が長潮・翌日が中潮にならない場合もあります。前後の潮名はカレンダーで、実際の潮位差は地点別の潮見表で確認してください。
